当地はヤマシャクヤク等も生える。こんな環境だと草刈りの作業がなかったら、オオキツネノカミソリやヤマシャクヤク等は絶えるのではないかと思われる。

　全国の日当たりのよい原野や畑の縁に生える。このように草むらのものは初めて見た。花期は8～9月。葉の間から花茎を伸ばし、その先に総状花序を付ける。花茎の高さは20～40㎝。分枝せず、途中に葉はない。花序は細長い円筒形で下から開花して行き、長さ3～10㎝。花は密集して並び、長さ3～6㎜の花柄がある。花被片は6個あり、先端は尖り淡紅紫色で平開する。雄しべは6本。花糸は紫で先端が細まる。

ツルボ（蔓穂）

キジカクシ科　ツルボ属

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08.25-2021

アオキ（青木）

アオキ科　アオキ属

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08.11-2021

　果実は核果で、径15～20㎜の卵形楕円形で、核（種子）を1個含む。冬～翌春に赤く熟しよく目立つ。

ゲンノショウコ（現の証拠）

フウロソウ科　フウロソウ属

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08.15-2020

　全国の山野や道端に普通に見られる。下痢止めや胃腸病の薬草として知られ、名は、煎じて飲むとその効果がすぐ現れるところからきている。

　花期は7～8月。花は、茎頂と上部の葉腋に総状花序に付く。花冠は青紫色で基部まで5深裂し、裂片は長さ10～15㎜の線形で、平開し先端は反り返る。雄しべは5本で花冠裂片よりごく短い。花柱は花冠裂片と同じ長さであり、花冠裂片が平開し反り返っているため長く突出してみえる。柱頭は3裂する。

　湿った林内、岩礫地に生育する。雌雄同株。花期は7～9月。雄花序は、下方の葉腋から出て多数分枝して円錐状になり多数の雄花を付ける。雌花序は、上方の葉腋から数本または多数立ち分枝しないで穂状になり多数の雌花を付ける。

　枝先に細長い花穂を出し、青紫色の小さな唇形花をまばらに付ける。花冠は長さ7〜9㎜。上唇は4裂して立ち上がり、中央部には紫色の斑紋がある。下唇は2裂して前方へ突き出し、ふちは内側に巻く。

　葉柄は長さ２～５㎝で無毛、赤みを帯びる。雌雄同株。雄花序も雌花序も穂状。枝の上部の花序に雌花、枝の下部の花序に雄花が付く。イラクサ科の特徴。

　雌雄同株。雄花序は茎の下方に、雌花序は上方につく。雄花は4花被片と4雄しべがある。コアカソと同様。

　雌雄異株。春に葉の脇に黄緑色の花を咲かせ、雌株のみ実を付ける。葉と球果に独特な爽やかな香りをもち、香辛料に使われる。

　花期は8～10月。枝先や上部の葉腋にやや短い花穂を付ける。花は接して数段、まばらに輪生し、花穂の軸には密に毛が生える。花色はふつう白だが、淡紅色を帯びるものもある。

キク科

名前知らず　？

オオバコ（大葉子）

オオバコ科　オオバコ属

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08.15-2020

　葉は互生する。根出葉や下部の葉は２回３出複葉で、株の葉は３出葉なのが特徴。小葉は長楕円形で上部に鋸歯があり先はとがり、質はうすい。　撮影しにくい植物だ。

　果期は8～9月。果実は翼果で分果の長さは2.5～3㎝になり、翼果はほぼ直角から鈍角に開く。この木は、チドリノキ（雌株）の標準木として、継続的に観察したい。

ギンバイソウ（銀梅草）

アジサイ科　ギンバイソウ属

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08.11-2021

　果実。ひとつの花穂に10～20個の花を付け結実する。（数えたら、これで19個だった。）

クルマムグラ（車葎）

アカネ科　アカネ属

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08.11-2021

　花期は7～10月と長い。株の葉の間から多数の花茎が立ち上がり、高さは３０～５０㎝になり、花茎上に長さ８～１２㎝の穂状花序を形成し、多数の淡紫色の小さな花を密に付ける。

　頭状花序は長さ2〜3㎝で基部に0.5〜2㎝の線形の苞がある。鱗片はくさび形で背に短毛があり、先に剛毛のある長さ4〜7㎜の刺針がある。花冠は長さ5〜6㎜で先は4裂し、雄しべは4本。そう果は長さ6㎜で上半にわずかに毛がある。

　茎の先端や葉腋から花序を出し、径1.5～2.0㎝の白色の花を多数付ける。十字型になる4枚の花弁に見えるのは萼片で花弁はない。萼片は長楕円形で外側に短毛が生える。雄しべ、雌しべはは多数ある。

　長さ8〜10㎜の倒卵形又は楕円形で10〜11月に赤く熟す。無毛で頂部に直立した萼片が残る。果柄にはいぼ状の皮目が多い。種子は長さ4〜6㎜の狭楕円形で、背面がふくれる。果実はナシ状果。

　花期の初めで、蕾の状態。目立たない花だが、よく観察すると面白い。かなり群生することもある。

　ヌスビトハギ属にはよく似たものがあり、同定には自信が持てない。撮影も難しく、気が付いたら敬遠していて写真の数も少ない。ピンボケは多い。　

　開期は8〜11月。花は総状花序で茎頂や葉腋から長さ20〜40㎝の花穂を出し、それに小花がまばらに咲く。小花の色は上半分は赤色、下半分は白色。

ミズヒキ【白花品種】

08.25-2021

　コアカソは特にクサコアカソと似ていて、『葉は対生し、長さ4〜8㎝（5～10㎝）。鋸歯は明瞭で深く、葉の先端は尾状に伸びる。鋸歯は片側8個以内（10～20個）。茎や葉柄は赤色を帯びる。』と文章で書けば赤字だけの違いになる。アカソは葉が大きく3裂することで区別できる。