全国に分布。日当たりのよい原野に生える。花径は直立して30～50㎝で無毛。葉は倒披針状線形、長さ10〜25㎝。花期は8～9月。花は総状花序に付く.。花序の長さは8〜17㎝に達する。花は斜上向きに咲く。花被片は6、平開する雄しべは6、花糸は卵状披針形。

　中国から古い時代に入ってきた帰化植物。現在自生しているものも、かつて（現在も）家屋があったと思われる近くに多い。花は赤紫色であるが、近年他種との交配が行われ、弁数が少ない品種や白色の品種など多く栽培されている。

　ゲンノショウコには、白色系と紅色系とがあり、富士川付近を境に東日本では白花が、西日本では淡紅が、日本海側では紅色の花が多く分布している。しかし、近隣でも混生している。

　正式名ヤイトバナ（別名サオトメバナ、悪名ヘクソカズラ）と同属で酷似するが、筒部がヤイトバナより長い。

　　花期は8～10月。茎の先端か上部葉腋から花序を出し、多数の淡い黄緑～淡黄色の目立たないごく小さな花が咲く。 花冠は5裂して、雄しべが5本付く。

　日当たりのよい山野、道端などに生える。草丈は50～100㎝。茎は角張って、節が高く節で対生に枝を出す。葉は対生で楕円形。葉先は尖り表面にまばらに毛がある。花期は8～9月。茎の枝先に穂状花序を出し、目立たない緑色の小花を咲かせる。花弁はなく、5本の雄しべがある。日陰に、よく似たイノコヅチ（ヒカゲイノコヅチ）がある。

　茎の高さは20〜80㎝。葉は3出複葉、または1〜2回羽状複葉、羽片は長さ2〜5㎝、縁には鋸歯がある。花期は7～11月。茎の上部は多少分岐して長さ10〜25cmの長い花穂となり、まばらに花を付ける。花冠は紫〜青紫色で長さ10〜13㎜、やや斜上し、内面の基部近くに毛環がある。雄しべははじめ上唇に沿って斜めにやや突き出て、やがて下方に曲がる。葯は花冠からわずかに超出する。

　北アメリカ原産の帰化植物。イヌホオズキによく似ているが、茎が細くしばしば多くの枝を分けて横に広がる。葉もふつう幅が狭くて薄い。花期は7～9月。花は径2〜5㎜で淡紫色または白色。液果はやや小さく、光沢のある黒色に熟す。

　花後には1㎝で倒卵形の蒴果を付け、熟すと３裂開する。写真はその時期のもの。

キバナアキギリ（黄花秋桐）

シソ科　アキギリ属　

参考　☜

　　落葉広葉樹林内の湿原や湿った林下に生育する。広島県では、吉備高原から中国山地分布する。花期は5～7月。淡紫色の花を葉の付け根に咲かせる。果実は9月頃から赤く熟し12月頃に落葉しても枝に残っている。このため落葉後の赤い実が目立つ。小鳥が好んでこの果実を食べる。

　草丈は0.5～2m。茎は丸く、ほとんど無毛。葉は4～8個の小葉からなり、小葉は長さ3～8㎝の楕円～卵形、裏面は白緑色で、巻きひげは分枝する。花期は7～9月。花は長さ1.5～1.8㎝。総状花序になって10～30個付き、初め黄色でのちに黄褐色に変わる。豆果は扁平な線形で、長さ8～10㎝。

　茎は高さ0.5～1m。細くてよく分枝し、白い軟毛が密生する。葉は互生。長楕円状被針形で先が次第に細くなって尖り、 基部はやや茎をい抱く。まばらな鋸歯があり、 両面に白い短毛が密生する。花期は9～11月。花は枝先に散房状に付く。 頭花は直径2㎝で、舌状花は白くて重なり合わず、筒状花は黄色。 総苞は鐘形。そう果には淡褐色の冠毛がある。別名【ヤマシロギク】