本州・四国・九州に分布する多年草。湿原、林縁、湿った草原に生育する。地下に太い根茎があり、数回分かれる複葉を出す。花期は７～８月、高さ１mほどの長い花茎を出し白色の花を咲かせる。花弁や葯はわずかに紫色を帯びるので、近寄ってみると花は淡紫色を帯びているように見える。

　？　サワヒヨドリ

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　花期は５～８月だが、最盛期は過ぎていて個体数も少なくなっている。咲き残っているものは、なぜか小型なものが多い。

　地下茎は、匍匐し分枝してふえる。茎は直立し、高さは５０～１００㎝、赤紫色を帯びることが多い。花期は８～９月。花序に、少数の花を付ける。午後に開き、夕方にはしぼむ。

　九州の阿蘇地方と中国地方岡山県以西の山間部の湿地帯に生育する。希少種、絶滅危惧種。当地、入口近くの湿地では目の前で観察することができる。

　茎は１５～５０㎝、先端近くに１～３輪の白い花を付ける。花期は７～８月。花径は３㎝ほど。唇弁は大きく深く３列し、中裂片は披針形、両側の側裂片は斜扇形で側方に開出てその縁は細かく裂ける。この様子が翼を広げた白鷺に似る。

　花期は８～11月と長い。咲き始めで、これからが楽しみ。

　花期は６～８月であるが、当地では盛期も過ぎて結実したものが多く見られたようだ。

　花期は６～７月で、終わろうとしているが、個体差があるようだ。茎の先に総状に付いた白色の小さな花は、下方から開花していき結実する。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。

　ミズゴケ類が育つような湿地に生育する。茎はごく短く、地面から葉を放射状に出す。葉には葉柄があり、葉身はほぼ円形で、一面に長い毛がある。その先端から甘い香りのする粘液を出す。これにつられてやってきた虫が付くと、粘毛と葉がそれを包むように曲がり、虫を消化吸収する。食虫植物。

　葉は根生、初めはヘラ状の葉を形成するが、次第に矢じり型の葉をつける。花茎に3枚の白い花弁を持つ花が輪生しまばらな穂となる。穂の上部に雄花、下部に雌花。雄花には黄色の雄しべ、雌花には緑色の雌しべが共に多数ある。　↑観察

　山地～低山の日当たりのよい草地に自生する。草丈は３０㎝ほどで、地下茎を伸ばしてふえる。花期は６～８月。紫色の花穂を付けるが、花が終わると褐色に変化する。

　北米原産の植物。地下を横走するランナーで増える。夏に草体よりやや高い花茎を伸ばし三弁の白い小さな花を付ける。

　全体も花も小さすぎて、個人の花行動では到底見つからない。

　茎は長く横に這い、長さ100㎝になる。全体に立った軟らかい毛が多い。葉は互生で三出複葉。頂小葉は広倒卵形～倒卵形あるいは楕円形～円形で、長さ1～2㎝。先端はわずかにくぼむ。花は長さ７～８㎜、花弁は白く、旗弁の中央基部近くに１対の紅紫色の斑紋がある。茎の上部の葉腋には閉鎖花が１～３個ずつ付く。

　つる性多年草。日本全国、日当たりのよい道端、草地、土手などにごくふつうに見られる。茎は左巻きでほかの木や草などにからまって長くのびる。基部は木質化する。葉は対生。花期は８～９月。葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花をまばらに付ける。花冠は長さ１㎝の釣鐘状で、先は浅く５裂して平開する。内側は紅紫色。果実は核果で径５㎜の球形。熟すと黄褐色になる。なかには2個の核があり、それぞれに種子が1個ずつ入っている。

　スイレンなどと同じように葉を水面に浮かべる水草である。澄んだ淡水の池に自生する。若芽の部分を食用にするため、栽培されることでも知られている。

　花期は６～８月。根出葉の間から高さ２０～５０㎝になる花茎を伸ばし、掃除用花序付け、多数の花が付く。花茎には葉がつかない。花には苞があり、短い花柄ある。花被片は黄緑色で、上向きに咲き、花後も落ちない。雄しべは6個ある。

　全国に分布し、低山～山地の道端やや原野、草地にふつうに見られる。花期は7～10月。小さくて黄色い花が総状に集まって咲く。

　平地～高地まで、道端や山野の裸地に近い状態の所によく生える。地面から葉を放射状に出して、真ん中から花穂をつけた茎が数本立つ。花は下から順次咲く。

　花期は６～７月。本州、四国、九州の山野の湿地に生える。高さ４ｍほどになる。花は両性。枝の上部の葉腋に集散花序をだし、黄緑色の花を付ける。花は径５㎜ほどと小さい。花弁と萼片はそれぞれ5個。萼片は直立し、花弁は萼片より小さい。花柱は浅く3裂する。果実は核果で、径６㎜の倒卵状球形。赤～紫黒色に熟す。核は長さ４～６㎜の卵形。

　オニユリに似て全体が小さい。花茎の高さ30～60㎝。オニユリには葉の腋に珠芽（むかご）が付くが、コオニユリには付かない。花は茎の上部に2〜10個付き下向きに咲く。花被片は橙赤色で濃斑があり、7㎝ほど。強くそり返り、雄しべが目立つ。花期は7〜9月。

　樹高は、2~３ｍ大きいもので５ｍになる。株立ちになることが多い。葉は、互生し、掌状に丸く硬くザラザラしている。花期は3～4月で雌雄同株。雄花は尾状花序で、雌花は芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭だけが目立つ。

　全国の山野にごくふつう。高さは0.4〜１m。茎は木質化した地下茎から直立する。枝先に細長い花穂をだし、青紫色の小さな唇形花をまばらに付ける。

　全国の山地や丘陵地に生育する落葉低木。名は、夏にハゼノキのような紅葉が見られることによる。

花期は８～１１月。これから何回か会えるのが楽しみ。

　花期は7～10月。当地ではまだ蕾の状態。株の葉の間から多数の花茎が立ち上がり、高さは30～50㎝になり、花茎に長さ8～12㎝の穂状花序を形成して、多数の淡紫色の小さな花を密に付ける。