北米原産。交配により多くが栽培され、多数の園芸品種として育成されている。タネがよく実り、こぼれダネでもふえるので、交雑による個体差が多く見られる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　写真は10年近くも前のものだが、駐車場近くの畑の一画には今でも自生している。この繋がりのもの（子孫）と思われる。

↑　駐車場にある大型の木製案内板。

その左下角の、木が腐食した所に根付いていたもの。

　花後、伸びてきた茎の先に葉が対生し、その上に閉鎖花をちょこんと載せた独特の形になる。【閉鎖花にも特徴があり、萼片の先が完全に閉じず、中から不完全な花弁が顔をのぞかせていることがある（いがらしまさし著より）】

これは見たことがないなぁ、見てみたいなぁ、と思う。

現在の姿からラショウモンカズラは想像できない。↑

↑１株を２枚に分けて撮影。矢印の所で繋がる。「葛」と名が付くとおり、約50㎝の走出枝を伸ばす。

06.22-2020

参考　☜

06.22-2020

上帝釈峡では、この一画でしか出会っていない。

　　↑　カンザシギボウシ

開花を待つ蕾

06.22-2020

　花期は5～6月だが、直ちに結実する。果実は扁平で先が尖った軍配のような形をしている。蒴果。この形から奴さん、猿のパンツ等と人それぞれに言われている。もうサルのパンツ（果実）になっている。

アカソ（赤麻）

イラクサ科　ヤブマオ属    

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　葉は広卵形で先は3裂し、裂片の先は尾状となり基部が広いくさび形で、縁は上ほど大きな鋸歯があり、3主脈が目立つこと等からアカソと同定出来る。 

コアカソ（小赤麻）

イラクサ科　ヤブマオ属   

参考　☜

　葉は対生。葉身は長さ4〜8㎝の菱状卵形。先端は尾状に長く尖る。表面は光沢がある。コアカソは鋸歯が10対以下で、よく似たクサコアカソは鋸歯が10〜20対あることで区別できる。  

何のために切り倒されたのか知る由もない。

と、発見。どこ、どこ。（わかるかな）

　雌雄異株で、今年こそ雌株の雌花を観察することを目的にしていたが、また機を逸したような気がする。個体としては10数株目に止まったが、雌株は二つだけだった。雌株は圧倒的に少ない。

　花期は6～8月だが、写真のものはすでに結実している。茎頂の葉の集まり部分から長柄を出し、その先端に散状花序を付け、球状に淡黄緑色の小さい花を多数付けるが、花色が目立たないために、出会う機会を見失うことがある。

　よく似た〝ケキツネノボタン〟があって、全体に開出毛が多く、小葉の幅が狭く、鋸歯が鋭く尖るものを言うが、今まで細かく観察できていない。

ワラビ

？

　  キランソウ属と知って納得。時期をずらして生育しているのだろう。 

　山地のやや湿った林床や林縁に生育する。花茎は、高さ８～２０㎝、まばらに縮れた毛があり、基部の節から長い走出枝を出す。花は上部の葉腋にややまばらに付き、淡紫色で、長さ2.5㎝。萼は5裂する。花冠は長い筒部があり、上唇は2裂し長さ４㎜、下唇は3裂して開出し、中央裂片は大きく、さらに浅2裂し長さ約７㎜。花期は、図鑑などによると４～５月となっているものが多いが、近隣で５月までに出会ったことはない。

オウギカズラ（扇葛）

シソ科  キランソウ属

参考　☜

06.22-2020

      オウギカズラには、久しぶりで調べてみたら９年ぶりだった。すると今度は２日後に下帝釈峡でも出会った。出会うというのは、面白いし楽しい。    ←左の写真。同一株の同一部分を同一のカメラで連写のようにして数枚撮ったうちの２枚。ピントが合った部分やちょっとした光の当たり方の違いで、花や葉の色が異なって見える。

　図鑑を調べてみると、写真のものはまだ蕾の状態のようだ。本州（中国地方）、四国、九州の落葉樹林内、草地に生える。草丈30～70㎝。葉は長楕円形～卵状楕円形。質はやや薄く、裏面は白色を帯びる。花は葉腋から花柄を出し、苞のある３～７個の花を付ける。花は淡緑色の筒形で、長さ2～2.5㎝。